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黄金の腕を持つ男

前回、Rh Null型という「黄金の血液」をご紹介しましたが、今回は「黄金の腕」のお話し。
しかも献血繋がりです(笑)

その「黄金の腕」の持ち主は、オーストラリアのジェームズ・ハリソン氏とおっしゃいます。

全血・血漿・成分献血を含む献血を、世界で最も多く行った人物として
ギネス世界記録に認定されていて、その数、通算して1,173回!

14歳に受けた大きな手術の際に輸血を受けたことの感謝から献血を始めたそうですが、
成分献血を中心とした献血とはいえ、シンプルにすごいなぁと感心します。

ただ、「黄金の腕」と呼ばれるのはその回数だけではなく、氏の持つ特殊な血液にも由来します。

献血を始めて判明したのですが、血液にRh式血液型不適合による「新生児溶血性疾患」を
防ぐ「抗D」という特殊な抗体が高濃度で含まれていたそうで、その血漿を元に作られた
抗D免疫グロブリン製剤で、推定240万人の新生児の命を救ったと言われています。

※ちょっと乱暴な説明でスミマセン、「新生児溶血性疾患」というのは、
 母親が「Rhマイナス」、胎児が「Rhプラス」である場合、母親の体が胎児を異物とみなし
 1人目の妊娠で抗体を作り、2人目以降からは胎児を異物として攻撃してしまうため、
 2人目以降の赤ちゃんの健康や、時には命をも脅かすというものです。

さて、14歳の時の大手術の時に「抗D」は認められず、18歳の献血の際に判明したというのに、
ちょっとした違和感はないですか?

そうそう、そうなんですよ。
14歳の時に大量輸血を受けたときに、体内でRhDプラスの血液に対する免疫反応が起きて、
強力な抗体が作られたと考えられているそうなんです。

だとしたら、献血で提供された輸血が「抗D」を産み、献血によって製剤が作られるに至り、
240万人の赤ちゃんを救ったってコトですよね。

もちろん医学の進歩あればこそですが、生命の神秘はちょっとした偶然も味方するんですねぇ・・・

そういえば、昭和天皇は日本人には稀なRhマイナスのAB型で、
手術や輸血に備えて血液型が公開されている数少ない皇族でした。

代が代なら、手術や輸血は現人神である玉体への不敬行為と取られた可能性もあったことを考えると、
新しい時代は、そのほ多くを科学が連れてくるんでしょうねえ。

AIが連れて来る未来はどんなもんなんですかね。
楽しみっすね。


偶然をチャンスに変える「オープン・イノベーション」
〜外部の視点で自社の価値を倍増させる金融戦略〜 

 
 ジェームズさんの血液が「240万人の命を救う製剤」になったように、
 自社にとっては「当たり前の技術やデータ」が、外部とつながることで
 思いがけない大化けをすることがあります。
 変化の激しい時代において、自社だけで抱え込まず、外部の力や新しい
 金融手法を取り入れて飛躍するための3つの視点をご紹介します。 


1. 自社に眠る「潜在資産」の再発見 
  「ただの業務データやノウハウ」だと思っていたものが、外部からは非常に
  価値ある資産に見えることがあります。
  自社の強みや知的財産(知財)を正しく評価し、新事業の推進や資金調達
  (知財活用など)の武器として活用してみましょう。

2.チャンスを逃さない「財務のフットワーク」 
  絶好の機会が舞い込んだ際、動かせる資金がなければ活かすことができません。
  日頃からキャッシュフローを整え、機動的に活用できる融資枠(当座貸越など)を
  確保しておくことが、好機を確実に掴むポイントです。

3.AI時代の「共創パートナーシップ」への投資による「未来の先取り」 
  テクノロジーの進化に伴い、AIや金融手法を自前でゼロから開発する必要は
  なくなりました。
  優れた外部ツールやパートナーへ積極的に投資・連携し、いち早く時代の波に
  乗ることが、これからの企業成長の鍵となります。

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