黒川の鵞鳥
予定管理に便利なGoogleカレンダーは、とてもありがたい存在だと日々実感します。
しかしながら、手書きの紙の手帳も使っています。
荷物をなるべく持ちたくない日はスマホひとつを友にしてお出かけしますが、
終日その状態でいるのは、気合いを入れた限られた日のこと。
大きなかばんに詰めた、あれやこれやと大量の荷物の中に、必ず入ってます。
ほぼ毎日、紙の手帳を持ち歩きます。
利便性の問題じゃないですねぇ、ただ、好きなんです。
書く、消す、書く、描く、描き足す、欄外にはみ出して書く、破れる、そぉっとテープ貼る、
今週から来週へ矢印→→→で予定を移動させる、おっ、更に変更もちろん矢印→対応、
あ~ちょっとこれどっちやったっけ、まぁいいか。
自由で曖昧で、なんて楽しい手書きの世界!
インディ・ジョーンズの手帳も、ナイトスクープの探偵手帳も、小さい頃のまんが雑誌の
付録のスパイ手帳も、手書きの世界の宝物っス。
好きな海外ドラマの中で登場人物のひとりが、世界中の権力者の秘密を自身の
iPhoneに記録し、それを盾として自分の仕事の邪魔をしないようにと、世界の要人と
駆け引きするのですが、情報は一切クラウドに上げず、端末にだけ保存しています。
デバイスの形をとった、秘密手帳です。
仮に手書きとは比べ物にならない、画像や映像や音声、テキストといった大量の情報が
入っていたとしても、本質はアナログな、世界にひとつしかない手書きの手帳と同じです。
そうでなくっちゃ。
自分以外の人が見たら「???」な感じでいい。
過去は振り返るなという人も多いけど、たまに振り返ってにやにやしたり、
思い出したくないことを思い出しちゃったりしても構わない。
世界にひとつの自分の手帳と今日も一緒におでかけです。