そなえる
今から170年ほど昔、江戸時代後期にあたるこの1854年12月に、
「安静東海地震」が発生しました。
震源は熊野灘(和歌山県紀伊半島~三重県大王崎)から
駿河湾(伊豆半島北側あたり)にかけての沖合とみられており、
マグニチュード8強と言われている大地震は、
今の静岡県三島市にあたるエリアの住宅等が一軒も残らず倒壊したそうです。
当時を描いた絵図には倒壊した家屋と、方々から発生している火災、
助け合う人々など、胸を締め付けられる状況が描かれています。
甚大な被害をもたらした大地震は、静岡県御前崎付近の地盤を1m近く隆起させる
地殻変動を起こすほどのものだったそうなので、その威力を思い知らされますね。
またこの地震と前後する数年の間に大きな地震や自然災害が連続したそうで、
巨大地震が短期間に連続する可能性は今も昔も高く、過去の教訓が
「備えなさい」と教えてくれます。
恐怖から目を逸らすため「いつ来るか分からないものに備えてもなぁ・・・」と
嘯いて何もしないのは愚の骨頂と分かりつつ、実は、気持ち程度の「非常持出し袋」
を置いているだけで、水の備蓄すらちゃんと出来ていません。
家族のためにしっかりしなくちゃ。
せめて水から、今日、しよう・・・