休日に架ける橋
本日は連休でお仕事をお休みされてる方も多いでしょうね~っ
それもそのはず、本日は祝日でも何でもないけど、日本国が定めた「国民の休日」です。
こっ、「国民の休日」って、ざっくりしすぎじゃないですか。
日本では「国民の祝日に関する法律(祝日法)」に基づいて、
前後の祝日に挟まれた平日が「国民の休日」になって、ゴールデンウィークやら
シルバーウィークやらのいわゆる大型連休になるわけですね。ハイ。
(休めるけど、旅行とかはお値段もお高くなっちゃって、
思わず「ダイナミーーーックプラ~イシーーーーィングッ!!」って、
意味なく叫んじゃいます。いや、心の声がですよ。大人ですし。)
この「国民の休日」ですが、似たようなケースは外国でもあるそうで、
ヨーロッパでもっとも浸透しているのが、
フランスの「Faire le pont(橋をかける)」文化でしょうか。
たとえば木曜日が祝日の場合に、金曜日も休みにすることを「橋をかけるよ~」と、
言うそうですが、これは別に法律で決まっているわけではなく、
多くの企業や学校が休業にするため、実質的に多くの人が4連休になるんですって。
タイ、フィリピン、アルゼンチンなどもこの「ブリッジ・ホリデー」タイプですが、
経済効果や観光振興を狙って(割と直前に)政府が「今年はここを休みにしまっせ」と
発表し、「おお、休みになったんかい」と国民が応じる運用のようです。
ですので、実は、日本のように「 ”法律で自動的に” 休日になる」というのは、
世界的にはかなり珍しいみたいです。
日本政府の読む日本人は、まだまだ、「休む」ことに罪悪感やガラスの壁を見てしまう
という判断なのかもしれないですね。
その点「そもそも挟ませないよ」というのがアメリカの「ハッピーマンデー」ですねぇ。
日本でも耳馴染みのある、「●月第●月曜日」という形の祝日が非常に多く、
最初から「土・日・月」の3連休になるように設計されているため、
平日に祝日がポツンと取り残されて挟まれること自体がほとんどないそうです。
ハッピーマンデー、もちろんいいんですけどね。
甚だ個人的には、週の半ばにポチンとはまったお休みも好きなんですよね~っ
ちりめんじゃこの中に「チリメンモンスター」を見つけたときや、
ひやむぎを箸で掬ったときに「ピンク色」や「みどり色」が入ってるときとか、
なんかそれに似た特別感を感じませんか。
自分だけかなぁ・・・
週の真ん中の「ポチン」が生む、経済と組織の意外な効果
実は企業や経済の視点で見ても、この「ポチンとはまったお休み」には
面白い効果と、ちょっとしたビジネスの教訓が隠されています。
単なる「連休」とは一味違う、平日の隙間にある休日の価値を3つの視点から
紐解きます。
1. 「プチ消費」が地域経済を刺激する
大型連休となると代金が跳ね上がる「ダイナミックプライシング」に泣きますが、
単発の休日では、遠出の代わりに「近場でのちょっといいランチ」や「買い出し」
といったローカルな消費が活発になります。
大企業にお金が流れる大型連休に対し、地域の小売業やサービス業にとっては、
こうした休日が程よい経済の起爆剤(プチ消費)に繋がるという側面があります。
2.脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」が起動する
週の真ん中の休みは絶好の「脳のクリーニング」になります。
人間はタスクに追われている時よりも、ふとぼんやりしている時にこそ、
脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」が働き、斬新なアイデアや問題の
解決策がひらめきやすくなると言われています。
前後に平日があるからこそ、心地よい緊張感の中でクリエイティブな発想が
生まれやすくなります。
3.「見えないガラスの壁」を壊すマネジメントの実験場
「日本人は休むことに罪悪感がある」と言われることもありますが、全員が一斉に
休める日だからこそ、企業にとっては「業務の属人化」をあぶり出す絶好の機会です。
連休が明けたとき、特定の誰かがいないと回らない業務が浮き彫りになります。
それをきっかけに、誰がいつ「ポチン」と休んでもスムーズに回るフローへと
見直すチャンスに変えることができます。

