煩悩は食卓に乗る
前々回、火を点けるマッチの「ブックマッチ」について書かせていただいたのですが、
インテリアやDIYの好きな友人が他のブックマッチのことを教えてくれました。
ダイニングテーブルの天板などに使われることが多い木板で
「ブックマッチ」と呼ばれるものがあるそうです。
木材を縦にスライスした際の隣り合った2枚を、本の見開きのように
並べて引っ付けると、シンメトリーな美しい模様の天板が出来上がります。
一枚板の天板はもちろん素晴らしいですが、友人は完全なシンメトリーではない、
個性的でいて美しいブックマッチ天板をだんぜん推しています。(その熱量が、おおきい・・・)
でも、ダイニングテーブルはどうしてもこぼしたりするし、
接着面が経年で開いたりガタついたりしたらヤだなぁと思っていると、
「ほい来た!」と(言ったかはわかりませんが)、こちらの思惑を察した友人の、
家具職人の匠の技をご紹介のコーナーが始まります。
「フィンガージョイント/あられ組み(アイドルグループの名前みたい)」やら
「二枚はぎ」・「三枚はぎ」・「おぎやはぎ」やら大変です。
確かに紹介されている写真を見ると、継ぎ目がどこにも見えないものや、
ジョイント部分の模様自体もデザインとなっているものなど、どれも美しく心を掴まれます。
職人さんってやっぱすごいなぁ・・・
と、うんうん、お値段もさすが!
とても手がでませんが、「いつか買いたいなぁ」と思うものが、またひとつ増えました。